OTと歩行をテーマにNHCが開催されました

こんにちは!

先日の講習会で話題に出た「ベトコンラーメン」が一体何なのか分からず、ベトベトコーンラーメンだと思っていた出張柏塾in愛知 事務局の山口です。わたしも今度食べに行ってベストコンディションになってきます。


先日1/19に OTと歩行~機能的な上肢の使用に向けて~をテーマに、香川県から藤本 弾先生をお招きしてご講義いただきました。


「1人で歩けるようになりたい」

普段臨床をしていて、どんなことができるようになりたいか患者様に尋ねると、こう答えられることは少なくないと思います。

しかし、普段生活する中でただ単に"歩行する"ことはほとんどありません。すべての人が何かしらの目的を持ち、そのために移動する、その手段として"歩行"があります。


今みなさんが担当されている患者様の歩行はどうでしょうか。

麻痺側の足で一生懸命一歩を踏み出し、手はぐっと握りしめていたり、あるいは手がぶらんとならないようにスリングで固定されていたり。

非麻痺側も安定を求めて杖を強く握りしめ、転ばないようにと身体を固くして歩かれています。中には「杖、右、左。杖、右、左」と唱えながら歩く方もいらっしゃいます。

目的を達成するための歩行ですが、このように安全に歩くことを第一に、多くの代償を伴う方がほとんどだと思います。


こういった患者様が少しでも楽に一歩を踏み出し、目的を遂行していただくために大切なのは 上部体幹をフリーにすること。

そのために足の裏を広くして姿勢反応のあり方に影響を与えたり、股関節の伸展反応や体幹の抗重力伸展活動を高めたりする練習をしました。バランスをとる上で天秤の錘のような役割を果たす肩甲帯の可動性やつながりにも着目しました。


講習会で学んだことをこうやって文字に起こすのは簡単ですが、実際に変化を出すのは何度やっても大変で、本当に難しいです。

ただNHCで学ぶセラピストのみなさんはとても熱心で、ああでもないこうでもないと悩みながら練習に励める環境や仲間は本当に貴重です。

私自身、この会に参加させていただくようになって一緒に頑張れる仲間も作れたと思っています。


約1ヶ月後には出張柏塾in愛知が開催されます。

明日からの臨床を少しでも変えるために、頑張っている仲間がたくさんいます!みなさんにお会い出来るのを楽しみにしています!